Board Design
至ってシンプルなBXマザー.最近のマザーらしくスレンダーなタイプです.DIMM
Slotは3本,PCIスロットは5本(うち1本はISAと共用)です.AGP,
ISAはそれぞれ1本,2本(うち1本はPCIと共用)になっています.一番下のISAスロットの先には何も無いので,フルサイズのISAカードも差すことができます(笑).細かい点ですが,CPUとDIMM
Slotの間隔が開いているため,巨大CPU Coolerも使用することができます.これは狙ったのか,たまたまなのか?一方,気になる点としては,電源コネクタの位置がATX
Deckerの横(下)にあるため,電源コードの短いケースは少々きついかも.
BIOS
ABIT得意のSOFT SWITCHがウリです.External Clockは66, 75,
83, 100, 112, 124, 133 MHz設定が可能です,PCIクロックが124,
133MHz時に1/4されている様子が無い為,PCIバス関係でクロックアップはきついはずです.AGPの速度も1/1,
2/3の設定が選択できますが,133MHz時のための1/2が無いのはきついところ.これでは133MHzの選択はできても意味がない(ToT).一方,ASUSのP2Bはこのあたりが良くできていて,133MHz時にはPCIクロックは1/4の33MHz,
AGPクロックは1/2の66MHzになっています.
BH6最大の特徴はやはりCore電圧変更が可能なことです.さすがに上限は2.3Vとなっていますが,下限はかなり低くまで,言い換えればCPUが起動しなくなるまで変更が可能です.試しに私のCeleronで124*4を試してみましたが,Windowsが起動するところであえなくハング.喝入れして2.3Vで試してみたところ,起動はするもののデスクトップまでは行き着けず・・・(ToT).結局は448MHz時の発熱を抑えるために1.8Vで使用することにしました.この電圧で安定してくれれば,かなりオイシイ・・・
CPU Temperatureは無し,System Temperatureのみ.FanはCPU FanとChassis Fanのみモニタリングが可能.Voltage Monitorは一通り揃っています.
あとは,USB Keyboardのサポート,AGP, PCIいずれのビデオカードをプライマリにするか等最近のマザーボードで設定可能な項目もきちんと抑えてあります.ただ,折角USBが使えるのにPS/2マウスを切り離せないのは勿体ないかな?
p.s.Core電圧1.82VでFinal Realityの耐久試験(室温30℃,システム42℃)を行いましたが,1時間は止まりませんでした.手で触ってもCPUはそれほど熱くないので,これはオイシイかも・・・(^^).電圧を上げるだけが能ではありませんね.
※お約束ですが,クロックアップと電圧変更はあくまでも自己責任で.
Written by Near River